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シビックホールの職員食堂で、お昼を食べていると、電話が鳴った。
会計担当役員からの、仕事の依頼に関する電話だった。
ふと気づくと、電話をしている自分の顔が、いわゆる営業の顔になっている。
電話を切ると、そんな顔の筋肉が緩むのがわかった。
まだ…まだ修行が足りない…、などと思う。
普段は気が付いていないだけで、長年関わってきた仕事の積み重ねによるのだろう、対人関係に関する自分の行動が「接客」というスタイルに囚われている瞬間に出会うことがままある。
そんなことを意識しだしてから、できるだけポーカーフェイスを心がけるようになった。
怒る事態になっても、謝る場面に遭遇しても、我には笑う時さえも、過去の習慣に囚われないようにと、表情をできるだけ表に出さないように心掛ける。そうしてきたつもりだ。
そうしていて、娘に言われた「なに固まってんの!?」
そうじゃないんだ。これは俺の修行なんだ、と、言い訳もポーカーフェイスで表に出さない。
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